はい、インプラントは安全・安心な治療法です。
インプラントは身体に害のないチタンでできています。
チタンは骨とくっつく性質があり、また生体親和性が良く為害性のない身体にやさしい安全な材料で、整形外科でも骨折の治療などに使われています。現在、主流のインプラントもチタンで作られていますので安心です。
徹底した衛生管理下での治療を行います。
歯の治療は清潔な環境のもとで滅菌・消毒した器材を用いて行いますが、特にインプラントの治療は使い切りの器材を多用するなど、徹底した衛生管理下で行います。
正確な診断と綿密な治療計画を立てて、慎重に治療を行います。
インプラントの治療は、まず正確な診断と綿密な治療計画を立て、それに基づいて慎重に手術を行います。また、内科的な理由でより注意を必要とする場合は、かかりつけの医師と綿密な連絡を取り、麻酔科医による全身麻酔状態のモニタリング下で手術を行います。
(引用:砂書房発行「インプラント Q&A」)
インプラント治療を選択する場合は以下のような歯科医にお願いすると安心です。
話をよく聞き、わかりやすく説明してくれる医師
患者さんの疑問や質問をよく聞き、患者さんの立場に立って、ていねいにわかりやすい言葉で説明をしてくれる医師が信頼できます。
メリット・デメリットについて説明してくれる医師
インプラント治療の良い点ばかり強調するのではなく、治療に時間や費用がかかることや手術が必要な点などもきちんと説明してくれる医師なら安心です。
別の選択肢もきちんと説明してくれる医師
ブリッジや取り外し入れ歯など、インプラント以外の治療法についても説明し、選択肢を与えてくれる医師なら安心です。
時間をかけてしっかりとした診査をしてくれる医師
インプラント治療は人工物を体の中に埋め込むことになりますから、治療の前に様々な検査が必要となります。治療の内容によってはインプラントを早めに入れる方が良い場合もありますが、通常は時間をかけた診査が必要です。
(引用:砂書房発行「インプラント Q&A」)
適切な治療を受ければ、通常10数年以上もつのが一般的です。
しかし、お手入れ具合などによってもつ期間は変わってきます。
インプラントそのものはチタンでできているためむし歯になることはありませんが、毎日のお口のお手入れがきちんとできていないと、天然の歯と同じようにインプラントの周りに炎症が起きて、インプラントの除去に至る場合もあります。
また、非喫煙者の方が喫煙者よりもインプラントが長もちするといわれています。
(引用:砂書房発行「インプラント Q&A」)
麻酔をしますので、手術中の痛みはありません。
インプラントの手術はしっかりと麻酔をして行いますので、手術中に痛みを感じることはありません。
手術後2~3日は多少痛みが出たり腫れたりする場合もありますが、普通の抜歯と同じくらいの痛みで、痛み止めの薬を飲めば収まります。
(引用:砂書房発行「インプラント Q&A」)
最短でおおよそ4か月から半年ほどで、その間1~3週間ごとに通院が必要です。
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(引用:砂書房発行「インプラント Q&A」)
長く使うためにはメンテナンスが重要です。定期的な通院が理想です。
良い状況を保つためには、患者さん自身による毎日のお口のお手入れと、専門家(歯科医師や衛生士)による定期的なメンテナンスが大切です。
(引用:砂書房発行「インプラント Q&A」)
お口の中に問題がなければ可能ですが、歯周病などがあればその治療が優先されます。
歯周病を治さずにインプラントの手術をすると、インプラントが骨が接合しにくくなることが報告されています。幸い骨とくっついたとしても、歯周病菌による影響が常につきまといます。
(引用:砂書房発行「インプラント Q&A」)
健康であれば一般的に年齢制限はありません。
一般的には骨の成長が終わった18~20歳以降からがインプラント治療の適用になります。
逆に高齢の場合は、健康であれば基本的に可能です。実際に70歳代、80歳代の方でも安全にインプラント治療を受けています。
ただし、内科的な理由や、喫煙者や歯ぎしりの酷い方などは注意が必要です。
(引用:砂書房発行「インプラント Q&A」)
インプラントのメリットとデメリットをよく理解したうえで選択してください。
インプラントの利点(メリット)は?
①よく噛むことができます。自分の歯に近い感覚です。
②入れ歯やブリッジに比べて、見た目が自然で発音もしやすくなります。
③隣の健康な歯を削らずにすみますから、残っている自分の歯の寿命を延ばすことができます。
④噛んだときに残っている歯にかかる力の負担を小さくしてくれます。
⑤形が天然の歯に似ているので、入れ歯やブリッジに比べてお口の掃除がしやすくなります。
インプラントの欠点(他の治療法と比較した時のデメリット)は?
①インプラント治療は健康保険の適用ではありません。治療には専門的な知識・技術が必要で、通常よりも精度の高いかぶせ物や上質な材料が必要です。また、衛生管理の面で安全性を徹底するために使い切りの器材を多用します。そのため治療費は比較的高額になります。
②他の治療に比べて治療期間が長くかかります。
③外科的な治療(手術)が必要になります。(患者さんの身体への負担はかけません)
(引用:砂書房発行「インプラント Q&A」)